個人のAIフルーエンシーから、組織の価値設計へー日本企業が今取り組むべきこと

現在、SAFe & AI Summit参加のため、アメリカ・サンディエゴに来ています。今回は、このイベントに参加するに至った背景と、そこで確かめたいと考えていることについてお話ししたいと思います。

今、日本企業がやらねばならないこと

私は、AI活用を組織に根付かせるためには、次の3つが揃う必要があると考えています。

各人がAIのフルーエンシーを高めること
一人ひとりが、AIをどう使い、どう向き合うかについての基礎的な理解と実践力を身につける段階です。

リーダーが、組織のAI投資の最適化を図ること
個々の現場判断に任せきりにするのではなく、経営層が全体を見渡し、どこにどれだけ投資すべきかを判断する役割です。

Value Architectが、価値フローを設計すること
AI活用を単発の効率化で終わらせず、事業全体の価値の流れとしてどう設計するかを担う役割です。

個人のスキルアップ、経営層の投資判断、そして組織全体の価値設計ー この3つが揃って初めて、AI活用は一過性の取り組みではなく、経営の一部として機能し始めます。これは、今の日本企業が本気で取り組まねばならない課題だと感じています。

昨年11月、インドでの受講

この考えに至った背景には、昨年11月にインドへ渡り、Scaled Agile社が提供するAI-Native Trainingを受講してきた経験があります。これは、大企業がどのようにAIを組織に取り込んでいくかを体系立てて扱う、管理手法のプログラムです。

既存の企業が、すでにAIを実装し、高い付加価値を生み出しているグローバル企業群と戦い、生き抜いていくのは、決して簡単なことではないと感じています。だからこそ、個人の努力だけに頼るのではなく、組織としての設計思想を持つことが欠かせないと考えるようになりました。

サンディエゴで確かめたいこと

今回のSAFe & AI Summitでは、企業が適切なガバナンスと統制のもとでAIを取り入れていくには、具体的にどうすればよいのかを、より深く学びたいと考えています。現地の実践者の方々と直接つながれることも、大きな楽しみの一つです。

イベント本体は明日からですが、今日はその前段として、午後からのパートナーイベントに参加してきます。ここで得られた気づきも、また改めてお伝えできればと思います。