多くの中堅製造業では、生産管理と営業管理が、それぞれ別々の仕組みで運用されています。生産現場は生産現場なりの管理表を、営業は営業なりの管理表を持っている状態です。それぞれの部門にとっては最適化された形であり、それ自体は自然なことです。
一方で、この二つがつながっていないことによって、日々の業務の中に見えにくいコストが積み重なっていることがあります。今回は、二つをつなぐことで実際にどんな変化が起きるのかを考えてみます。
つながっていない状態で起きていること
同じ確認作業が、複数の部門で重複している
同じ情報を、違う形式で二重に扱っている状態です。
同じ情報を、違う形式で二重に扱っている状態です。
急な変更が伝わるまでに時間がかかる
いくつかの確認作業を経る必要があり、対応が後手に回りやすくなります。
いくつかの確認作業を経る必要があり、対応が後手に回りやすくなります。
経営者が全体像を把握するのに時間がかかる
別々に集計してからでないと、案件全体の状況が見えてこない状態です。
別々に集計してからでないと、案件全体の状況が見えてこない状態です。
つないだ会社に見られる変化
確認のための連絡が減る
双方が同じ情報を見て動けるようになります。
双方が同じ情報を見て動けるようになります。
変更への対応が早くなる
リアルタイムに近い形で共有され、対応のタイムラグが縮まります。
リアルタイムに近い形で共有され、対応のタイムラグが縮まります。
経営者が、案件全体を一目で把握できるようになる
集計する手間がなくなり、経営判断のスピードが上がります。
集計する手間がなくなり、経営判断のスピードが上がります。
つなぐことは、全面刷新を意味しない
「つなぐ」と聞くと、大がかりなシステム統合を想像しがちですが、実際には案件ごとの進捗を一箇所で確認できる状態を作ることから始められます。既存の管理表をすべて置き換える必要はなく、部門を横断して見える窓口を一つ作るだけでも、多くの重複作業は減らせます。
まとめ
生産管理と営業管理をつなぐことは、システムを一新することではなく、部門をまたいだ確認の手間を減らすことです。小さな一歩からでも、日々の業務にかかる見えないコストは着実に減っていきます。