東百合です。
今日は、Drupal(ドルーパル)のDistribution(ディストリビューション)であるOpen Socialについてご説明します。
Open SocialはSNS(ソーシャルネットワークサービスや社内ポータルサイトでの利用を目的に制作されたDrupal(ドルーパル)8のDistribution(ディストリビューション)です。
Distribution(ディストリビューション)は、Drupal(ドルーパル)を構成するテーマ、モジュールを予め用途別に制作した業種・用途別のテンプレートの事です。
開発したのは、オランダ アムステルダムに拠点を構えるゴールゴリラ社です。
トウェンテ大学のスピンオフとして2008年に設立され、50人以上の従業員をかかえるDrupal(ドルーパル)専門の開発会社です。
2015年、グリーンピースのDrupal(ドルーパル)のソーシャルプラットフォームのプロジェクトがオランダインタラクティブ賞を受賞します。受賞を契機に、国際機関や様々なNPO団体などが、最新版のDrupal8での開発依頼が、ゴールゴリラ社に舞い込むようになります。
しかし、当時、Drupal CommonsというDrupal7(ドルーパル)をベースにしたDistribution(ディストリビューション)がありましたが、Drupal8への対応は継続されないという状況でした。
そこで、ゴールゴリラ社は、開発資金をオランダのクラウドファンディングのスキームで調達します。その後、2016年9月にOpen Socialがリリースされました。
現在、国連等を中心に250コミュニティ以上に採用実績があります。
主な機能は下記の通りです。
▽共通系機能
- グループ
- プロフィール
- トピック
- イベント
- 投稿+
- アクティビティストリーム
- 通知
- 分析
- プライベートメッセージ..
▽コミュニティポータル機能
- ソーシャルログイン機能
- ソーシャルシェア
- 課金
▽社内ポータル機能
- アクティディレクトリ連携
- 投稿ワークフロー
- ドキュメント管理
- プロジェクト・タスク管理
- CRM連携
ゴールゴリラ社は、Drupal(ドルーパル)をベースにしながらも、SaaSサービスとして、月額サービスの提供しているという点も、ユニークな点だと思います。
日本では、今度ご紹介をしたいと思いますが、東工大の研究プロジェクトで使われています。今後、NPO団体、大学等の教育機関、そして専門機関のコミュニティサイトとしてニーズがあると思いますので、多くの事例が出てくるかもしれません。
3月には、Drupal8の無料トレーニングを、東京、大阪、名古屋でも開催されます。Open Socialのご紹介もする予定です。
もしご興味がある方が是非、ご参加ください!
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